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私たちについて

私たちについて

高知本山の風力発電と暮らしを考える会
著者
高知本山の風力発電と暮らしを考える会
国見山の未来を考える、高知本山の住民による市民グループ
目次

はじめに
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「高知本山の風力発電と暮らしを考える会」は、高知県本山町に暮らす住民有志によって結成された市民グループです。

私たちは、この地域で農業を営む者、子育てをする親、自然を愛する者、そしてこの土地で穏やかに暮らし続けたいと願う——ごく普通の生活者です。

しかし、私たちの愛する故郷の未来が、私たちの知らないところで決められていく現状に、強い危機感を抱いています。

なぜ、私たちは声を上げたのか
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私たちの暮らしは、国見山が育む豊かな水の恵みと、穏やかな自然環境の上に成り立っています。
先人たちが守り続けてきたこの「当たり前の日常」こそが、私たちの何よりの財産です。

今回の「国見山周辺における風力発電事業」計画は、その財産を根底から揺るがしかねない、あまりにも大きな計画です。

事業者は「クリーンなエネルギー」という言葉を掲げています。 けれども、その陰で失われるものの大きさを、本当に理解しているのでしょうか。

  • 水源の森を伐り、命の水を危険にさらすこと。
  • 脆弱な地盤に大規模な工事を行い、土砂災害のリスクを高めること。
  • 静かな暮らしを騒音で脅かし、美しい景観を永遠に変えてしまうこと。

私たちは、これらを「仕方のないこと」として受け入れることはできません。
経済的な利益のために、先人たちから受け継ぎ、未来へ引き継ぐべき自然と安全を切り売りすること——それは決してあってはならないと考えています。

私たちが目指すもの
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私たちは、再生可能エネルギーそのものを否定しているわけではありません。
しかし、今回の計画は、地域の暮らしや自然への影響があまりにも大きく、すでに「環境影響評価書」の段階を終えてしまった今、黙って見過ごすことはできません。

これまで十分な説明もないまま、地域の声が反映されずに手続きが進められてきたことに、深い疑問と不信を感じています。
私たちは、この計画を止めたいと考えています。
それは感情的な反対ではなく、地域の安全と自然の未来を守るために、「いまこそ立ち止まるべきだ」と訴えています。

一度壊してしまえば、自然は簡単には戻りません。
だからこそ、保安林が解除され、工事がはじまる前の今、計画の歩みを止めるべきだと考えています。

仲間を募集しています!
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私たちは、この地域に持ち上がった風力発電計画をきっかけに、「本当にこの計画は、私たちの暮らしや自然にとって良いものなのか?」という疑問から出発した、ごく普通の住民の集まりです。

しかし、活動を進める中で、限られた会員のマンパワーだけでは、できることに限界があるのも事実です。

そこで、私たちの仲間として、この活動を一緒に進めてくださる方を募集します。高知県外や海外在住の方も大歓迎です。 あなたの場所からできることが、きっとあります。

特に、こんな力を求めています
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もちろん、ここに当てはまらないことでも、できることはたくさんあります。「何か手伝いたい」という気持ちが、何よりの力になります。

  • ① SNSでの発信
    • Instagram, TikTok, X (Twitter), Facebookなど、各種SNSでの情報発信が得意な方。この問題をもっと多くの人に知ってもらうお手伝いをお願いします。
  • ② ファンドレイジング
    • 活動を継続するための寄付金集めの企画や運営が得意な方。(日々の会計作業は別の担当者がいます)
  • ③ 動画編集
    • 講演会や現地レポートの動画に、簡単な字幕やテロップを入れる作業ができる方。
  • ④ 専門知識
    • 行政手続きや法律関係に詳しい方。私たちの活動の論理的な支えとなってください。

活動費用について
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現在は会員の持ち出しによるボランティア活動となっており、大変恐縮ながら、作業に対する報酬をお支払いすることはできません(活動にかかった交通費などの実費は、相談の上でお支払い可能です)。今後、寄付金などが集まり、会の財政に余裕が生まれれば、活動への謝礼をお支払いできる可能性もありますが、現時点では期待なさらないでいただけますと幸いです。

連絡先
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この活動に関心をお持ちの方、あるいは協力したいと思ってくださった方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
小さな声でも、集まれば大きな力になります。

kochimotoyamakurashi@gmail.com(読み:高知本山暮らし)


高知本山の風力発電と暮らしを考える会
代表: 加藤 和